むし歯とは?

090902005.jpgむし歯(虫歯)とは、一言で言うと酸によって、歯が溶かされる病気のことです。
チョコレートやキャラメル、アメなどのお菓子に代表される砂糖を含む食べ物とむし歯には、とても深い関係があります。むし歯の原因となるのは、「ミュータンス菌」という細菌です。この細菌は、口の中に砂糖が入ってくると、活発に働いて歯垢をつくります。そして、歯垢の中で酸をつくります。むし歯は、この酸によって歯が溶かされる病気です。
口の中で酸がつくられるまで、少し時間がかかりますので、早めにうがいや歯を磨くなどして、むし歯の原因を取り除くことがむし歯予防には最も効果的なことと言えるでしょう。むし歯はなってから治すのではなく、なる前に予防することが一番大切です。

むし歯は自然に治りますか?

初期むし歯であれば、再石灰化といってむし歯が治ることもありますが、進行してしまった虫歯を自然に治すことはできません。むし歯になってしまった歯を放っておけば、ますます悪化して、最後には歯根だけになり、やがて歯を失うことになるでしょう。
むし歯で歯に穴があくと、その進行の度合いによってC1、C2、C3、C4というように分類されます。(Cとは、英語のむし歯の略称で、数字が大きくなるほどむし歯が進行していることを表します。)
むし歯は自然に治すことはできませんが、早期発見・早期治療に取り組めば、それだけ歯を長持ちさせることができます。毎日の歯磨きはもちろんのこと、歯科医院で定期的に検診を受けるように心がけることが大切です。

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